花粉症予防に1日100mlのれんこんエキスが効く
れんこんにアレルギーを抑制する効果が見つかったことが発表されました。れんこんが著しくアレルギー抗体を抑えることが明らかになったのです。花粉症予防には1日100mlのれんこんエキスが効きます。『駆け込みドクター!』の「花粉症をやっつけろ!!」で紹介されていました。

れんこんがアレルギーを抑える
今回の研究は、アレルギー抑制が高いといわれる6つの野菜「たまねぎ・れんこん・しそ・にんにく・ねぎ・にら」を比較したものです。6つの野菜の煮汁を花粉症のマウスに飲ませ、アレルギー抑制を比較しました。
すると、もっともアレルギーを抑えたのがれんこんだったのです。れんこんがアレルギーを抑えることができるのは、たくさんのポリフェノールを含んでいるため。アレルギーの症状をおこすアレルギー抗体IgEを、れんこんのポリフェノールが抑えるのです。
IgEは花粉などアレルギーをおこす物質が、体の中に入ると作られる抗体。このIgEが増えすぎると、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を引き起こすのです。
れんこんで花粉症を予防する食べ方
研究では、花粉症の人に3か月間れんこんを摂取してもらったところ、およそ6割の人の症状が改善したといいます。ただし、れんこんの花粉症予防効果を得るには、食べ方に注意する必要があるのです。
というのも、れんこんのポリフェノールは表皮から3mm前後に集中して存在。しかもポリフェノールは水溶性で、あく抜きなどで水に浸けておくと溶け出してしまいます。
また、ポリフェノールの効果を十分に得るには、高温で加熱する揚げものは不向き。短時間で加熱することが大切です。
花粉症予防におすすめの食べ方
そこで、花粉症予防におすすめれんこんの食べ方は、スープごと丸ごと摂取することです。軽く水洗いしたレンコンを輪切りにカット。浸るくらいの水にれんこんを入れて、中火でひと煮立ちします。
さらに弱火で5~8分ほど煮れば、ポリフェノールが凝縮したれんこんエキスの完成です。1日100mlを目安に飲めば、花粉症の予防効果が期待できます。
ちなみに、れんこんはハス科の植物。漢字では蓮根ですが、じつは根ではありません。地下に埋もれた茎が肥大化して節が連なったものです。日当たりのよい水中で育ち、酸素運搬のために穴が発達しました。旬は9月から1月ごろです。
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