風邪に抗生物質が効くのは細菌性の風邪だけ!!
風邪の治療薬の代名詞ともいえば抗生物質でしょう。じつは風邪には、抗生物質が効く風邪と効かない風邪があるのをご存じですか? 風邪には細菌性とウイルス性という種類があって、抗生物質が効くのは細菌性だけ。ウイルス性にはまったく効果がなかったのです。
細菌性の風邪には抗生物質がよく効く
ウイルスが原因の病気といえばインフルエンザやはしか、デング熱など。そして、もっとも身近な病気が風邪です。じつは風邪には2種類あるのをご存じですか? それはウイルス性の風邪と細菌性の風邪です。
細菌は日常的に身の回りに存在するもので、ふだんはとくに悪さをするわけではありません。しかし、体力が弱ったときなどは細菌のほうの力が強くなって、増えてしまったりするのです。
そんな細菌性の風邪のときは、風邪の治療薬の代名詞ともいえる抗生物質。二次感染をおこしたときには、抗生物質がよく効きます。
ウイルス性の風邪は自然治癒しかない
しかし意外と知られていませんが、抗生物質は細菌には効果はありますが、ウイルスには効果がありません。それでは、抗生物質の効かないウイルス性の風邪の場合、どうやって治せばよいのでしょう。
じつは水分や栄養を十分に摂って、安静にしていれば自然治癒するのです。ウイルス性の風邪の場合は、自力で治すほかないのでした。
このウイルス性の風邪は、要はインフルエンザと同じこと。すなわちインフルエンザも、水分や栄養を十分に摂って自力で治すほかないのです。
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