血圧が高い人の「やってはいけないことリスト」
日本人の死亡の上位を占めるのが、心臓病や脳卒中など突然死を引き起こす血管の病気。その最大の危険因子が「高血圧」です。突然死を避けるためにも、血圧が高い人はふだんから高血圧にならない習慣を身につけましょう。そこで、血圧が高い人の「やってはいけないことリスト」を紹介します。8月10放送『駆け込みドクター!』の「突然死を防げ!脱・高血圧のススメ」で紹介されていました。
高血圧になりやすいタイプとは?
じつは生活や行動パターンだけで、高血圧になりやすいかどうかを見極めることができます。ズバリ、高血圧になりやすいタイプは次の4タイプです。
【高血圧になりやすいタイプ】
- 競争心が強い
- せっかち
- 怒りっぽい
- 完璧主義
こういった性格を「タイプA」と呼ぶのだとか。心理学で分類される行動パターンのことです。特徴は、過度に競争心が強く攻撃的で、せっかちであること。常に他人と競争し続けるため、慢性的に強いストレスを感じていることが多いといいます。
その結果、血管や心臓など循環器系に負担がかかり、血圧が上がりやすくなるのです。アメリカの研究では、タイプAの性格の人は心筋梗塞をおこすリスクが「1.5倍」高いというデータもあります。
血圧が高い人は失神や心筋梗塞の恐れ
それでは、血圧が高い人が「やってはいけないことリスト」を紹介しましょう。失神や心筋梗塞の恐れがあるので、細心の注意を払いましょう。
【やってはいけないことリスト】
- 急に冷房の効いた部屋に入らない
- 車を運転するならこまめに休息
- サウナ後の水風呂には入らない
- 会議などでトイレを我慢しない
- 腕立て伏せはやってはいけない
夏の暑い日に、急に冷房の効いた部屋に入るのも要注意。寒さを感じると、体は放熱を押さえようとして血管を収縮させます。これで血圧が上がってしまうのです。同じ現象は冬場の入浴時にもおこります。暖かい部屋から急に寒い部屋に入ったときにもおこるので要注意です。
血圧が高い人の腕立て伏せは危険
車は運転するだけでも血圧は上がります。運転中は緊張した状態が続くため、血圧が30~40は上がるのです。血圧を下げるのにはリラックスすることがもっとも効果的。こまめに休息をとることを心がけてください。
体を温めて血液の流れをよくしてくれる「サウナ」で危険なのが、90度を超える高温サウナに入るとき。サウナ室と室外の温度差で、急激に血圧が上下してしまいます。サウナは入っているときは血圧が下がり、外に出た瞬間に上昇するもの。サウナ後の水風呂はとても危険です。
会議や打合せでトイレになかなか行けないときがあります。しかし、血圧の高い人はトイレを我慢してはいけません。おしっこを我慢して膀胱が緊張すると、交感神経が心臓を活発にさせて血圧を上げてしまうのです。さらに、一気に放出すると血圧が急に下がってしまっていまいます。
血圧が高い人がやってはいけない運動が「腕立て伏せ」です。息を止めて瞬間的に強い力を入れる無酸素運動は、一時的に血圧を急激に上昇させます。血圧が高い人は、ウォーキングや水泳、サイクリングなど、ゆっくりと酸素を取り込みながらの有酸素運動がオススメです。
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