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40代からの医療情報…現役看護師が監修

毎日5千個のがん細胞が体内では作られる!?

厚生労働省の統計によると、日本人の死亡理由の第1位は「悪性新生物」、つまり「がん」です。そんながんにまつわる驚きの事実があります。私たちの体の中では、毎日およそ5千個のがん細胞ができているのです。



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毎日およそ約1兆個の細胞が生まれ変わる人間の体。そのなかには、出来損ないの細胞に生まれ変わる場合もあります。それが細胞のミスコピー、すなわちがん化した細胞です。その数はおよそ5千個にも上ります。

つまり、私たち人類の体は、365日毎日生まれるおよそ5千個のがん細胞によって、常にがんの危険に脅かされているのです。しかし、いったいなぜ全員ががんにならないのでしょうか?

それは「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」が守ってくれているからです。免疫機能が出てくるがん細胞を見張っていて、その免疫機能の中心になっているのがNK細胞なのです。NK細胞というのは、免疫の戦闘部隊。これが活発に働いていると、がん細胞をやっつけられるのです。

NK細胞は常に体内をパトロール。悪者であるがん細胞を見つけると、即座にやっつけてくれる免疫の要なのです。実際に顕微鏡でも、NK細胞ががん細胞を退治している様子を見ることができます。

さらにNK細胞は、がん細胞のみならずインフルエンザなどのウイルスもやっつけてくれます。NK細胞が働くことで、私たちは健康的な毎日を送ることができるのです。

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