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髄膜腫は9割が良性!過度な心配は必要なし

最近はMRI検査の普及に伴って、頭部に「髄膜腫(ずいまくしゅ)」が見つかるケースが増えています。髄膜腫という言葉のイメージから重い病気と捉えがちですが、その9割は良性です。腫瘍が大きくなければ手術というリスクをとらずに、定期検査で経過観察をするのが正しい選択肢といえるでしょう。



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髄膜腫は9割が良性!過度な心配は必要なし


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髄膜腫は脳を圧迫することで初めて症状

「髄膜腫」とは、脳腫瘍の一種で、脳を覆っている硬膜やくも膜から発生するもの。年間1万人程度が発症する脳腫瘍のうち、4分の1を占めています。そのうち、患者の9割は良性。40代以上の女性に多く、女性ホルモンが関係しているものも1割程度あると考えられています。

髄膜腫は、腫瘍が大きくなって脳を圧迫することで初めて症状が現れます。発生する部位によって症状は異なり、言語や視覚、運動機能の障害など、患者ごとにさまざまな症状がおきるのです。

最近はMRIなどの検査が普及し、症状が出ない小さな髄膜腫が見つかるケースも増えています。症状が出たり腫瘍が大きくなったりした場合に行うのが切除する手術です。


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良性の髄膜腫は過度に心配する必要はない

症状もなく腫瘍も小さければ、定期的にMRI検査を受けて大きくなっていないかチェックすればよいでしょう。脳腫瘍という言葉のイメージに不安を抱く患者は多く、その気持ちはもっとも。ただし、手術にはリスクを伴います。

髄膜腫の手術の難易度は部位や大きさによって変わるため、リスクの高低は一概にはいえません。しかし、何らかの合併症がおきる可能性があります。

良性の髄膜腫では、数年たっても大きさがほとんど変わらないことがほとんど。症状が出ることなく、寿命をまっとうする場合も少なくありません。過度に心配することなく、定期検査で腫瘍の大きさの変化を経過観察するのが正しい選択肢といえるでしょう。

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