早期発見のために知っておきたいがんの症状とは
がんは早期発見すれば9割が治る病気。けっして怖い病気ではありません。とはいえ、実際にどんな症状が出るのかを知っている人は少ないでしょう。そこで、部位別のがんの症状をまとめて紹介します。『駆け込みドクター!』の「2人に1人がかかる病がんを知ろうSP」で取り上げられていました。

がんは早期でほとんど症状が出ない
乳がんなどの自己検診ができるもの以外、がんはいずれも早期ではほとんど症状が出ません。ふだんから健康に注意を払い、気になる症状があったらがん検診を受けるようにしましょう。
【がんの危険信号】
■肺がん
せきやたんがしばらく続いて、胸に痛みがあります。ヘビースモーカーやその周囲にいる人、また仕事などで汚染された環境にいる人は要注意です。
■胃がん
漫然と続く不快感や食欲不振、吐き気や胃のもたれなど。ピロリ菌を持っている人はリスクが上がります。喫煙者や塩分の多い食事を摂っている人も注意が必要です。
■大腸がん
排便時の出血や便の形が細くなります。高脂肪な食事を好み、食物繊維を摂らない人は要注意。便秘がちな人もリスクが上がります。
■前立腺がん
尿の勢いが弱くなり急に出にくくなるというもの。一方で、頻尿や尿に血が混じったりします。50歳以上に多く、遺伝するのも特徴です。男性ホルモンのバランスも関与しているといわれています。
一般的に、朝起きてから夜寝るまでに「8回以上」排尿がある場合が「頻尿」です。さらに、夜中に1回以上トイレで起き、日常生活に支障をきたしている場合を「夜間頻尿」と呼びます。頻尿は前立腺がんのサインです。
■甲状腺がん
首の周りにしこりができます。ものを飲み込むときに違和感があったり、声がれやせき、呼吸困難を伴うことも…。30~50代の女性のリスクが高いの特徴。放射線性被爆や海藻などに含まれる要素の過剰摂取も原因です。
■乳がん
乳房・わきの下にしこりができます。乳房の先から血の混じった分泌物が出ることも…。出産経験のない人や、高脂肪・高カロリーな食生活を送っている人は危険です。
■食道がん
食べものを飲み込んだときにしみたり、チクチクした痛みがあります。熱いものを好んで飲んだり食べたりする人や、喫煙・飲酒・肥満の人は注意しましょう。
■3月30日放送『駆け込みドクター!』
【2人に1人がかかる病がんを知ろうSP】
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