アデノウイルス結膜炎を予防するなら手袋をする
年間に数百万人が感染し、結膜炎を引き起こすのがアデノウイルスです。いったいアデノウイルスはどんなウイルスなのかを見ていくとともに、アデノウイルス結膜炎を防ぐシンプルかつ効率的な方法も紹介しましょう。『1分間の深イイ話』で放送されていました。
アデノウイルス結膜炎で目が真っ赤
ある日の朝、目にゴミが入っているような違和感を覚えたという男性。違和感はなくなりませんでしたが、そのままその日は仕事へ行きました。しかし、数時間後に異変がおきたのです。
仕事を終えて帰宅すると、その目は異常なまでに真っ赤に充血していました。それはまさに、アデノウイルスによる感染症。アデノウイルス結膜炎です。
アデノウイルスはおよそ50種類が存在していて、型によってさまざまな症状を引き起こします。結膜炎から高熱・肺炎までその症状は幅広く、最悪の場合には死に至ることもあるのです。
アデノウイルス結膜炎を防ぐ方法
この男性のアデノウイルス結膜炎は「流行性角結膜炎」とも呼ばれます。非常に感染力が強く、最悪の場合には視力を失うこともあるほど。男性は幸いなことに大事には至りませんでしたが、周囲への感染防止のために外出は一切禁止。しばらく自宅謹慎となってしまいました。
それにしても、男性はなぜ感染してしまったのでしょう? その原因は「手で目をこする行為」です。アデノウイルスによる結膜炎で、圧倒的に多いのが接触感染。なかでも、もっとも多いのが「手からの感染」です。
アデノウイルス結膜炎を防ぐ、いたってシンプルで極めて効果的な方法が「手袋」をすること。手袋をすると手に意識が向きやすく、無意識に顔などを触ることがなくなります。仮に手袋にウイルスが付着したとしても、鼻や口などの粘膜に触れる回数が減らせられれば、感染のリスクを回避できるのです。
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