アルツハイマーの症状を早期発見するチェック表
アルツハイマーはいったん発症すると治らない病気。なるべく早期に発見して進行を遅くするのがいまの治療戦略です。そこで、アルツハイマーの症状を早期発見するチェック表を紹介します。『林修の今でしょ!講座』の「認知症・アルツハイマー病2時間SP」で取り上げられていました。
アルツハイマーの症状チェック
アルツハイマーの症状を早期発見するチェック表は次のとおりです。診断チェックが2つ以上あった場合は要注意。「もの忘れ外来」というものがあるので相談してみましょう。もの忘れの症状が年齢によるものか病気によるものかを診断してくれます。
【アルツハイマーの症状チェック】
- 帰宅に時間がかかるようになった
- 財布に小銭が増えた
- 同じ質問を何度もするようになった
- 恋人の不貞を疑うことがよくある
- 人のせいにすることが多い
それでは、アルツハイマーの症状チェックの各項目を解説していきます。まず帰宅に時間がかかるのは、初期症状として、左右の区別がつかなくなることがあるため。空間の記憶がだんだん崩れていくのです。
アルツハイマーの特徴的な症状
小銭が増えるのは、計算ができなくなる症状のため。ともかくお札を出して、相手に計算してもらったほうが楽になるからです。どんどんお札で解決するようになると、財布に小銭がどんどん増えることになります。
恋人の不貞を疑うのは、アルツハイマーの特徴的な嫉妬妄想の症状。人のせいにするのは、脳の前側に病変が及んで社会性が失われているためです。思っていても口に出さないのは社会性によってコントロールされているため。アルツハイマーの症状が出ると社会性がなくなって、思ったことをすぐ口に出すようになります。
このほか、趣味に費やす時間が減ったり、冷蔵庫に入っているのに同じものを買ってしまったりするのも、アルツハイマー病の症状です。
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