水キムチは乳酸菌の塊!漬け汁も捨てるべからず
韓国料理で「水キムチ」を食べことがあるでしょう。辛くないあっさりキムチ…程度に考えている人も多いはずです。しかし、じつは水キムチは栄養豊富な健康食品として大注目されているのです。『はなまるマーケット』の「水キムチ~美容と健康に効果抜群!」で紹介されました。
水キムチはさまざまな健康効果
水キムチの効能は美肌や便秘解消、ダイエットだけではありません。生活習慣病予防やコレステロール値の低下、がん抑制、血圧や血糖値の低下など、さまざまな健康効果が期待できるのです。
水キムチにさまざまな効果が期待できるのは、植物性乳酸菌のほか、ビタミンやミネラル、食物繊維、フィトケミカルなどを多く含んでいることにあります。このうち、植物性乳酸菌の量が水キムチはハンパありません。
ぬか漬けが1gあたり1600万個、普通のキムチで1.4億個のところ、水キムチの食物性乳酸菌の数は1mlあたり3億個。水キムチは、キムチやぬか漬けとは比べ物にならないくらい食物性乳酸菌を含んでいるのです。
水キムチは汁で二日酔いが治る
本場・韓国は、水キムチは家庭料理そのもの。家庭によって作り方もさまざまです。基本的な水キムチのレシピではりんごを入れますが、その代わりにナシや砂糖を入れる家庭もあります。これらは食物性乳酸菌を繁殖させるという目的で、伝統的に伝えられてきた知恵なのでした。
水キムチというと漬け込んだ野菜を食べるイメージですが、漬け込まれた「汁」を捨ててはいけません。韓国では二日酔いや頭痛、吐き気がしたときに、水キムチの汁を飲むとスッキリ治るといわれています。
このため、韓国料理店などで水キムチを食べるときはしっかり汁を飲み切るを忘れずに。自宅で水キムチを作るときは、ふだんから汁も一緒に食べるようにするのがセオリーです。
水キムチは味の変化が楽しめる
それでは、水キムチの作り方を紹介しましょう。水キムチを作るのに用意するのは「漬け汁」と「野菜」だけです。常備菜として1週間に一度など定期的に作るのがオススメ。乳酸菌は毎日摂ることが大切だからです。
漬け汁の作り方は、水と塩と上新粉を鍋でひと煮立ちさせて、常温になるまで待ちます。そこに薄切りのにんにくとしょうが、スライスりんご、酢を加えれば漬け汁のでき上がりです。
野菜はきゅうりや大根、にんじん、白菜などお好みの食材を塩もみして水出しします。塩を洗い流して水分を十分に取ったら、密閉容器に漬け汁と一緒に入れれば終了。24時間後から一週間、発酵具合による味の変化が楽しめます。
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