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インスリンは夜9時を過ぎると分泌されない

インスリンは夜9時を過ぎると分泌されません。夜の9時を過ぎたら、食べたり飲んだりすることをやめることが、血糖値の改善に役立ちます。どうしても夜9時以降に飲食しなければならないときは就寝前のちょい運動がオススメです。インスリンが果たしている作用を詳しく見ていきましょう。



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インスリンは夜9時を過ぎると分泌されない


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インスリンの作用で血糖が下がる

そもそも、私たちが食べたものは「脂質・糖質・タンパク質」という栄養素に分けられます。この中で私たちのエネルギー源となるのが糖質。糖質はブドウ糖になって血液中に運ばれます。この血液中のブドウ糖が血糖です。

しかし、ブドウ糖は単独ではエネルギーになりません。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用によって細胞の中へ取り込まれ、初めてエネルギーとして利用したり貯蔵したりできるようになります。別の言い方をすると、インスリンの作用が血糖を下げているのです。

そして、インスリンの分泌が少なかったり働きが悪いと、ブドウ糖が利用されずに余ってしまいます。こうして血液中のブドウ糖の濃度が高くなる状態が高血糖。さらに高血糖が進んで尿にも混じるようになると糖尿病です。


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インスリンが分泌されない9時以降

夜9時以降にインスリンが分泌されないということは、食べ物や飲み物から摂取したブドウ糖が細胞に取り込まれません。このため血糖値が上がってしまいます。血糖値を改善するには、夜9時以降に飲食しないようにしましょう。

ただし、残業でどうしても帰宅が遅くなるなど、夜9時を過ぎても食べなければならないときもあります。そんなときはカロリーが少ない和食系を選ぶようにするのが正しい選択です。

また、インスリンが分泌されない夜9時以降に飲食してしまったときは、就寝する1時間前にちょい運動することがオススメ。就寝する前に血糖をエネルギーとして消費してしまうのです。その場で足踏みしたり、軽めのストレッチがよいでしょう。

寝る前のちょい運動は成長ホルモンを分泌を促すので、代謝も促進されて血糖が消費されやすくなります。疲れもとりやすくなるのもポイントです。

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