大桃美代子の白内障は手術で完治!気になる費用は?
自覚症状がないため気づきにくい白内障ですが、実際に発症してしまったときはどのような手術を受けることになるのでしょうか? 実際の手術に立ち会いながら、その工程を見ていきます。『私の何がイケないの?』で取り上げられていました。
白内障の最新の手術法は人工レンズ
大きな瞳と知的な笑顔で、美人キャスターとして人気を博した大桃美代子さんは白内障を患って1年、ついに手術を受けることになりました。手術を受けるために「日本橋白内障クリニック」を訪れます。
執刀するのは白内障手術の世界的権威である赤星隆幸医師です。1年間に行う白内障手術は9,000件。白内障に関する著書も多数出版しています。
赤星医師が行う最新の手術法が「極小切開超音波白内障手術」です。これは白く濁った水晶体を人工眼内レンズと入れ替える手術。角膜を切開して濁った水晶体を吸引器で完全に取り去って、水晶体の代わりに人工眼内レンズを入れるというものです。
手術のリスクでもっとも危険なのが感染症です。感染症を防ぐため、抗生物質の点滴や点眼薬で予防します。さらに痛みをなくす麻酔薬を点眼。意識があるなか手術を受けます。
白内障の手術はメスで角膜を切開
手術室に入ったら目の周りと眼球の消毒します。そして、目を閉じないようにする器具を装着したら、いよいよ白内障の手術開始です。
まずは器具を出し入れするための角膜を切開していきます。使用するのは、赤星医師が開発した厚さ0.1mm、幅1.8mmのダイヤモンドメスです。ついに目にメスが入りました。金属製のメスと比べて切れ味の鋭いため、傷口は縫わなくても自然にふさがります。
次に、特殊なピンセットで水晶体の表面の膜に約5mmの穴を空けます。慎重に表面をはいでいき、約5mmの丸い穴が空きました。ここまでに要した時間はわずか1分です。
今度は、2本のメスのような器具で水晶体の核を分割。超音波吸引器で砕いた核を吸い出します。吸い出すときに、水晶体の膜を一緒に吸って、傷つけたり破れたりしないように注意が必要です。
4分の白内障手術で見事に完治した
濁った水晶体の吸引したら、手術は最後の工程になります。水晶体内部への人工眼内レンズの挿入です。人工眼内レンズは直径わずか6mm。レンズはアクリル製のやわらかい素材です。一度挿入すると、半永久的に使用できて交換は不要。こうして4分で手術は終了しました。
手術直後、大桃さんの目はどのようにみえるのでしょうか? 本人いわく「すごくクリアに見えるけど、右目だけピントが合っていない感じ」とのこと。手術後の約6時間は瞳孔が大きくなっているため、ピントが合わず正常には見えないのです。
今回の白内障手術にかかった費用は、保険適用で片目48,460円でした。手術したあとも感染症を予防するため、5日間は洗顔が禁止。アイメイクにいたっては3週間することができません。
手術から1か月後、大桃さんに話を聞くと「昔の見え方を忘れるくらい快調」とか。いまはもうクッキリ見えています。最新医療で白内障は見事に完治しました。
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