納豆定食（並盛）は、納豆をメインにした朝食や軽食におすすめの定食メニューです。一食あたりの塩分量は2.1gと、成人の1日の推奨塩分摂取量（男性7.5g未満、女性6.5g未満）の約30%を占めています。 この塩分は主に納豆のタレ、味噌汁、漬物などから来ています。納豆は大豆を発酵させた日本の伝統的な食品で、納豆に付属するタレやからしが塩分の主な供給源となっています。 栄養学的には、塩分（ナトリウム）は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。 納豆定食（並盛）の塩分量は他の定食メニューと比較して比較的少なく、健康に配慮した選択と言えます。さらに塩分摂取を抑えるには、納豆のタレを全て使わずに少し残す、味噌汁（塩分1.3g程度）は半分ほど残す、漬物（塩分1.1g程度）も少し残すなどの工夫が効果的です。 納豆には良質な植物性タンパク質やビタミンK、食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善や骨の健康維持に役立つとされています。また、納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす効果があるとされており、血液循環の改善に役立つ可能性があります。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。高血圧や腎臓病などの持病がある方にも比較的安心して選べるメニューですが、医師や栄養士に相談しながら、塩分摂取量を調整することが重要です。