内臓脂肪レベルが高い原因は座りすぎ生活にある
10~70代の女性100人に街頭アンケートで「気にしている部位」を聞いたところ、圧倒的1位となったのが「お腹」で65名。とくに太っているわけではないのに、内臓脂肪レベルが高いという人も多いでしょう。内臓脂肪レベルが高い原因は座りすぎ生活にあります。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。
内臓脂肪レベルが高い原因は座りすぎ
芸能界で高い内臓脂肪レベルに悩んでいるのが歌手・金沢明子さん(62歳)です。デビュー当時はパンツ姿で民謡を歌う斬新なスタイルが話題に。そのキャッチコピーは民謡界の山口百恵でした。
そんな金沢さんは40歳をすぎたころから内臓脂肪レベルが徐々に高くなりはじめたといいます。サイズを測ってみると、おへそまわりは大台の101.9㎝。お腹がつかえて靴下をはくのが大変と話します。
じつは、内臓脂肪レベルが高い原因は座りすぎ生活です。座りすぎ生活をしていると、大腰筋というインナーマッスルが衰えてしまいます。ここで大腰筋は背骨のS字カーブを作り、正しい姿勢を維持するために働く筋肉です。
内臓脂肪レベルと細くなった大腰筋
大腰筋が衰えると猫背気味になって、骨盤が後ろに傾くこととなります。すると、内臓が前に押し出されてしまうことに…。さらに、細くなった大腰筋のすき間に内臓脂肪が付いてしまいます。こうして内臓脂肪レベルが高くなるわけです。
内臓脂肪レベルが高い金沢さんがどれくらい座っているかを、活動量計を付けて計測します。活動量計は腕につけておくだけで「寝る・座る・立つ・歩く・走る」などの時間が計測可能。すると、座っていた時間は10時間45分でした。
さらに、金沢さんの大腰筋をMRIで調べてみました。大腰筋の面積を測ってみると、60代前半の平均が12.2平方センチのところ、金沢さんは12.0平方センチとやや細い状態。筋力を測ってみても、力が弱く衰えていることがわかりました。
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