超回復で注意すべき2つのオーバートレーニング
筋肉トレ効果のプロセスをわかりやすく説明してくれるのが「超回復の原理」です。筋トレによって筋肉は一時的に機能低下しますが、一定のインターバルを経ることで回復が始まります。ただし、超回復では注意すべき2つのオーバートレーニングが存在するのです。
超回復のオーバートレーニング
超回復の原理から考えると、筋肉の肥大の必須条件は筋肉の機能低下とインターバルです。筋トレによって一時的に機能低下しますが、一定のインターバルを経ると元のレベルよりも少し高いレベルになります。
効率的な筋トレとは、一定のインターバルを経て次の筋トレを行って、再び筋肉の機能低下をおこすことを繰り返すこと。このとき、超回復には2つのオーバートレーニングという概念があります。
1つは、まだ超回復が終わっていない段階でトレーニングを続けると、筋肉の機能水準が徐々に低下してしまうというもの。このオーバートレーニングの目安となるのが、中1~2日のインターバルです。
超回復には48~72時間を要する
筋トレは中1~2日の適切なインターバルが空かなければ、オーバートレーニングとなって筋肉が機能低下し続けてしまいます。このため、超回復には48~72時間を要するといわれているわけです。
もう1つのオーバートレーニングは筋肉の機能低下に関して。超回復には筋肉痛などの筋損傷が不可欠というわけではありません。筋肥大を引き起こす要因は、代謝物の蓄積やホルモン分泌の促進なども影響します。
このように、超回復に筋肉痛が必須ないことは覚えておいて損はないでしょう。あえて筋損傷や筋肉痛をおこすような筋トレはオーバートレーニングとなってしまうのです。
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