くも膜下出血の症状でやってよいこと悪いこと
くも膜下出血の症状を目にしたそのとき、救急車を待つ間のとっさの判断で命が救われたという実例を見てみましょう。くも膜下出血の生死を分ける重要なポイントとなるので、覚えておいて損はありません。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。
くも膜下出血の症状は歩かせちゃダメ
くも膜下出血の症状を発見したときに、適切な対応によって命を救われた人の証言です。発症年齢51歳の女性の場合です。それは何の前触れもなくおこったといいます。
叔父と2人でしゃべっていたときのこと、大声で「アハハハ」と笑ったのです。すると、その瞬間に頭に爆風がウワッと吹きつけたような衝撃を感じました。これは何か、頭の中でおこったと感じたといいます。
そして、キュッと視野が狭くなったような感じがして、急に叔父の声が遠くに聞こえるようになったのです。まるでプールなどで耳に水が入ったような感覚といいます。異変を感じた叔父はすぐに救急車を呼びました。
そしてこのあと、女性の命を救うある出来事があったのです。それは、たまたま訪ねてきていた、女性の母親の対応でした。叔父は別の部屋で女性を寝かそうとしましたが、そのとき母親が「歩かせちゃダメ」と制止。その場で寝かせるように指示したのです。
くも膜下出血の症状は再出血の可能性
診断はくも膜下出血でした。しかし、この女性の場合は発見が早かったため一命を取り留め、後遺症もありません。じつは、くも膜下出血の症状はいったん血が止まっても、何らかの刺激が加わると再出血する可能性があります。新たな出血をおこさないように動かさなかったことが、女性の命を救ったのです。
とくに女性に注意してほしい専門家からのアドバイスがあります。ちゃんと服を着てくも膜下出血の症状で倒れればよいのですが、お風呂上りや着替えの最中だったりすると、どうしても待っている間に服を着ようとしてしまうもの。これが一番よくありません。
病院へ行ったら、どんなにめかし込んでも裸にされてしまいます。衣服をハサミで切ってしまうのです。くも膜下出血の症状で救急車を待っている間に「服を着よう」とか「化粧しよう」とか「カバンを持とう」とか…そんなことは絶対に思わないようにしてください。
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