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鉄分の多い食べ物を選ぶときは吸収率に注意セヨ

日本人の鉄分の平均摂取量はおよそ8mg。月経などのある女性の多くは鉄分不足です。しかし、だからといって鉄分の多い食べ物を摂取するだけでは大きな落し穴があるのでした。鉄分の多い食べ物を選ぶときは吸収率に注意する必要があります。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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鉄分の多い食べ物を選ぶときは吸収率に注意セヨ


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鉄分の多い食べ物に気を使っていた

神奈川県横浜市に住む43歳の女性は、血液検査で極度のフェリチン不足であることが判明。そのことを本人に伝えると「理解しがたいです」と驚いていました。

というのも、この女性は鉄分の多い食べ物には人一倍、気を使っていたからです。たとえば、朝ご飯には「ほうれん草のスープ」に「納豆」と「ご飯」。昼食は、エリンギたっぷりのトマトソースのパスタです。

そして夕食は「シャケとほうれん草のバターソテー」。鉄分たっぷりの代表選手「ひじき」も添えています。日ごろから鉄分の多い食べ物でヘルシーな食事を心がけていました。


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鉄分の多い食べ物でも大きな違い

ところで、鉄分の多い食べ物といえば、肉類なら「豚レバー・牛肉・鶏レバー・まぐろ」。野菜類なら「ほうれん草・ひじき・切り干し大根・小松菜」です。

しかし、同じ鉄分の多い食べ物でも大きな違いがあります。じつは、野菜類の鉄分は「酸素と結びついた鉄」が比較的多く含まれているのです。そして、それは「吸収率」に影響が出ます。肉類の鉄の吸収率が「10~30%」なのに対して、野菜類の鉄は「1~8%」です。

フェリチン不足の女性の鉄分の多い食べ物は、野菜中心でした。それが原因で、知らず知らずのうちにフェリチン不足になったと考えられます。実際、あらためて聞いてみると「考えてみれば階段の上りがきつかった」「疲労感があった」などの自覚症状があったのです。

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