疲労回復の食べ物に甘いものというのは大間違い
疲労回復の食べ物には甘いものを食べたほうがよいといわれます。たしかに、疲れると甘いものが食べたくなるもの。はたして、疲労回復の食べ物には思う存分、甘いものを食べてもよいものなのでしょうか? 『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。
疲労回復の食べ物は脂肪でもOK
疲労回復の食べ物としては、炭水化物でも脂肪でもタンパク質でもOK。ある程度は回復することはできるでしょう。ただし、脳の栄養は基本的にはブドウ糖だけになります。
このため、脳のブドウ糖が枯渇して疲労回復しなければならないときは、甘い食べ物は劇的に効果を発揮するのです。しかし、慢性の働きすぎや脳の痛めすぎなどの場合には、あまり効果はありません。
また、集中したりして体が疲労しているときは、脳の中の伝達物質の1つであるセロトニンが足りなくなります。セロトニンが足りなくなると、人間は甘いものが食べたくなる習性があるのです。
疲労回復の食べ物で栄養を補給
そして、疲労回復の食べ物として甘いものを食べると一瞬、セロトニンが増えてきてリラックスした気分になります。ただし、増えるのは一瞬です。またすぐに枯渇して、再び甘いものが食べたくなってしまいます。
つまり、疲労回復の食べ物に甘いものが食べたくなるときは、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足している場合があります。しかし、甘い食べ物だけでは根本的な解決にはなりません。
脳の機能を維持するには、疲労回復の食べ物として甘いものだけでなく食事で栄養を補給することが大切。セロトニンを作るためには、肉や魚、大豆などでタンパク質やビタミンB群をしっかり摂ることが効果的なのでした。
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