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家事分担の夫婦の認識差が一生埋まらない理由

家事の分担に対する夫婦の認識には大きな差があります。家事に関するアンケート調査では、妻の家事に不満を持っている夫は8.2%しかいませんが、逆に夫の家事に不満を持っている妻は29.2%もいました。つまり、妻の約3割が夫の家事の手伝いが足りないと不満を持っているのです。



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家事分担の夫婦の認識差が一生埋まらない理由


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家事分担が妻には10分の1に見える

なぜこのような差が生まれるのでしょうか? 女性の脳は「マルチタスク」といわれ、同時に複数のことをこなせる構造になっています。掃除をしながら洗濯をし、料理をしながら別のことをする…といった、並行して別の家事ができる特性があるのです。

一方の男性の脳は「シングルタスク」で、1つのことに集中しがちです。掃除が終わったら、次に洗濯、それが終わったら…という感じになってしまいます。これは、妻から見ると、非常に家事の効率が悪いように見えてしまうのです。

もう1点、女性は男性より細かい部分に気がつく傾向があります。同じ家事をやっても、男性が1つのことに気づくのに対して、女性が10のことに気がつきます。これは、妻からすると夫は10分の1しか家事分担していないように見えるということです。


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家事の分担に関する夫婦の認識の違い

このように、夫がたとえ家事を手伝ったとしても、妻からは「ごく一部」を「不完全」な状態でやっているようにしか思えません。ここに家事の分担に関する夫婦の認識の違いがあったのでした。

なお、専業主婦の日当といういのは、じつは判例上決まっています。この日当とは、旦那が奥さんに支払うという意味の日当ではなく、交通事故などに遭って家事ができなくなったときの対価として、加害者に請求できる日当という意味です。

事故などで家事ができない専業主婦の日当は、主婦の休業損害「主婦休損」という概念。裁判所が決める主婦の日当は「1万円」です。この金額がどのように決まっているかというと、女性の全年齢の平均年収というが「約300万円」だとか。それを日割りにするとだいたい「1万円」というわけです。

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