医薬品情報：新ツーシンの薬理作用と臨床効果

田村薬品工業が製造する新ツーシンは、頭痛・咽喉痛・耳痛・生理痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・歯痛・抜歯後の疼痛・関節痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛，悪寒・発熱時の解熱を目的とした鎮痛薬です。本剤には8種の有効成分が配合されており、それぞれが独自の薬理作用を持ちます。頭痛・咽喉痛・耳痛・生理痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・歯痛・抜歯後の疼痛・関節痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛，悪寒・発熱時の解熱に対して、ボタンピ末は症状を緩和する作用があります。また、シャクヤク末は効果を発揮することで相乗効果を発揮します。

配合成分の薬理学的特性

ボタンピ末（200mg）: 薬理学的特性としてボタン科の植物の根皮を乾燥させて粉末にした生薬で、鎮痛、鎮静、抗炎症作用を持ちます。作用機序はペオニフロリンなどの成分が中枢神経系や自律神経系に作用し、鎮痛・鎮静効果を示します。臨床効果として頭痛、神経痛、月経痛、めまい、のぼせなどの症状緩和に薬理作用を示します。 シャクヤク末（200mg）: 薬理学的特性としてボタン科の植物の根を乾燥させて粉末にした生薬で、鎮痛、鎮痙、抗炎症作用を持ちます。作用機序はペオニフロリンなどの成分が中枢神経系や平滑筋に作用し、鎮痛・鎮痙効果を示します。また、抗炎症作用も持ちます。臨床効果として月経痛、筋肉の痙攣や痛み、頭痛、腹痛などの症状緩和に薬理作用を示します。 ケイヒ末（200mg）: 薬理学的特性としてシナモンの樹皮を粉末にした生薬で、芳香性健胃作用や発汗作用を持ちます。作用機序は芳香成分が胃腸の粘膜を刺激して消化液の分泌を促し、また末梢血管を拡張させて発汗を促進効果をもたらします。臨床効果として胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。かぜの初期症状、冷え性、胃腸の不調などに薬理作用を示します。 ショウキョウ末（100mg）: 薬理学的特性としてショウガの根茎を乾燥させて粉末にした生薬で、健胃作用や体を温める作用を持ちます。作用機序はジンゲロールなどの辛味成分が胃腸の血行を促進し、消化液の分泌を促します。また末梢血管を拡張させ、発汗を促進効果をもたらします。臨床効果として胃腸の働きを活発にして消化を助け、体を温める作用があります。冷え症、胃腸の不調、食欲不振などに薬理作用を示します。 無水カフェイン（240mg）: 薬理学的特性として中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。作用機序は中枢神経系に作用してアデノシン受容体を遮断し、覚醒作用をもたらします。また、血管を収縮させる作用もあります。臨床効果として頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に薬理作用を示します。

薬理学的作用機序と臨床効果

これらの有効成分が協働的に作用することにより、頭痛・咽喉痛・耳痛・生理痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・歯痛・抜歯後の疼痛・関節痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛，悪寒・発熱時の解熱に対して複合的な治療効果を提供します。ボタンピ末が症状を抑制, シャクヤク末が効果を発揮するなど、多面的な薬理作用により症状の効率的な緩和を可能にします。

副作用と臨床使用上の注意点

本剤の治療効果を最大化し副作用リスクを最小化するため、用法・用量の厳守が重要です。特に注意すべき医学的所見として、本剤を服用している間は，次のいずれの医薬品も服用しないこと他の解熱鎮痛薬，かぜ薬，鎮静薬、服用前後は飲酒しないこと、長期連用しないこと。

用法・用量および臨床使用ガイドライン

［年齢：1回量：1日服用回数］ 15歳以上：1包：1日2回を限度とし，なるべく空腹時をさけて服用すること。服用間隔は，6時間以上おくこと。 15歳未満：服用しないことを標準的な投与量としてください。症状の改善が見られない場合や有害事象が発現した場合は、投与を中止し医療専門家の診察を受けるよう指導してください。 ※本情報は医療専門家による診断や治療を代替するものではありません。