更年期の症状「ホットフラッシュ」の原因と対策
突然、体が火照って大量の汗が噴き出てくるのが、更年期の症状に多い「ホットフラッシュ」です。ホットフラッシュは人と話しているときや、朝起きたときなど、周りの環境に関係なくいきなりおこります。更年期の症状であるホットフラッシュの原因と対策についてまとめました。
更年期障害の症状でもっとも一般的
更年期障害の症状のなかでも、もっとも一般的な症状が「ホットフラッシュ」です。目の下や鼻の下、首筋や髪の生え際などに、いきなり流れるように汗が出てきます。原因は、血管系の自律神経の乱れ。おもに上半身の血管を取り巻いている神経が興奮状態になって「のぼせ・ほてり・発汗」がおきるのです。
いわゆる自律神経には、活動時やストレスを感じるときに活発になる「交感神経」と、リラックスしたときに活発になる「副交感神経」があります。そして「自律神経の乱れ」は、交感神経が優位になっていることです。
そこで、更年期の症状であるホットフラッシュを改善する対策を紹介しましょう。ポイントは、副交感神経を高めるためにストレスをなくして、リラックスすること心がけることです。
更年期の症状が出てからは無理しない
まずは「運動」。できれば更年期に入る前から定期的に運動をしていると症状は軽くなります。更年期の症状が出てからは体力に合った無理をしない範囲の運動が有効でしょう。
「サプリメント」という対策もあります。プラセンタは、ホルモンバランスや自律神経を調整してくれる働きがあります。大豆イソフラボンは植物性エストロゲンとも呼ばれていて、実際のエストロゲンの1000分の1くらいの効果があるのです。豆乳を飲むだけでも更年期の症状に効果があります。
最後は「半身浴」。副交感神経が優位にはたらき、血管がひろがり呼吸も深くなるのです。また、温冷浴やサウナ後の冷水浴によって、自律神経が刺激を受けてることで、更年期の症状に効果があるといわれています。
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