天気痛が引き起こされるのは敏感耳が原因だった
「頭が痛い・体の節々が痛い」などの体調不良が、決まって天気の悪い日におこるのが天気痛です。ウェザーニューズによるアンケート調査では、64%もの人が天気が悪くなる体調不良になると答えています。そんな天気痛の原因は何なのでしょう? 『その原因、Xにあり』で紹介されていました。
天気痛の原因は内耳の過敏な働き
じつは、天気痛の原因は敏感耳にあります。耳の中にある内耳が過敏に働いてしまって、少しの気圧の変化でも必要以上に反応してしまうため、体調不良をおこしてしまうのです。
内耳とは、鼓膜の先にある渦巻き状の器官。この内耳が気圧の変化を感知して、脳に伝える役割を果たしています。内耳が気圧の変化を感知するのは、私たちの体が気圧と密接に関係しているからです。
気圧とは、台風などでも知らせれるヘクトパスカルで表現される大気の圧力のこと。高気圧だと晴れ、低気圧だと雨の傾向があります。そして、私たちの体はその気圧で外側から支えられているのです。
天気痛が引き起こされるメカニズム
ここで気圧が下がると、支えている外からの圧が弱まるということ。。すると、体は膨張してしまいます。それを防ぐために内耳は、気圧が下がったことを感知して脳へ伝達。脳は体を収縮させるように指令を出すのです。
こうして内耳は天気が悪くなると気圧が下がったことを感知して、それを脳へと伝達します。それを受けた脳からの指令が適切であれば、体が徐々に気圧に対応するため天気痛になることはありません。
ところが、敏感耳の人はわずかな気圧の変化に過敏に反応します。すると脳が、過剰に体を収縮するように指令を出してしまうのです。これが天気痛の症状が引き起こされるメカニズムなのでした。
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