異所性脂肪が筋肉と置き換わっているかチェック

筋肉が異所性脂肪に置き換わってしまうと筋力が低下するだけでありません。見た目はそんなに太っていなくても、体脂肪率が標準を大きく上回ることもしばしば。すなわち、それほど肥満体型ではなくても、脂肪がたっぷりと溜まっているのです。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。

異所性脂肪をチェックする方法

あなたも知らず知らずのうちに筋肉が異所性脂肪に置き換わっているかもしれません。そこで、自分の筋肉が異所性脂肪に置き換わっていないかチェックする方法を紹介しましょう。次の6つの質問に当てはまるかを確認します。

1.ビンのフタが開けにくい
2.ドライヤーを持つのがつらい
3.スリッパを履くとつまずく
4.片足立ちで靴下を履けない
5.二の腕のたるみが気になる
6.猫背になったといわれる

いくつ当てはまりましたか？　じつは1つでも当てはまることがあったら要注意。6つの質問はいずれも、筋肉が異所性脂肪に置き換わったときにおこる項目そのものだからです。

1と2と5は、腕の筋肉が低下したときにおこる項目。3と4は足の筋肉が低下したときにおこる項目です。6は体幹の筋肉、とくにインナーマッスルが弱くなったときにおこる項目になります。

そして、筋肉が異所性脂肪に置き換わっているかどうか、より具体的に調べる方法を紹介しましょう。筋肉の中に脂肪が入り込んだ状態だと、力が出ません。それが一番わかるのが握力なのです。

つまり、見た目や体重が以前と変わらないのに、握力が落ちたという人は要注意。男性なら26㎏未満、女性なら18㎏未満になっている場合、筋肉が異所性脂肪に置き換わっている可能性が疑われます。