アスパラは茹で時間が長くなるほどスジが残る
アスパラガスの調理でやっかいなのがスジです。噛み切りにくい上に、食感を台なしにしてしまいます。じつはアスパラは茹で時間が長くなるほどスジが残るのです。そこでアスパラの正しい調理法を見ていきましょう。『あさイチ』で取り上げられていました。
アスパラの茹で時間を長めにしがち
一般家庭でのアスパラの調理法といえば、軽く水で流したあとのピーラーなどを使った皮むき。とはいえ、どこまでむいてよいのか悩みどころです。アスパラは茹で時間も気になります。炒めても火が通りにくくて実が硬くなりそうと、多くの人がアスパラの茹で時間を長めにしがちではないでしょうか。
そこで、アスパラの正しい調理法を紹介します。まずは皮むき。じつは皮をむく場所を簡単に見極める方法があります。それは、手で折れるところから上はそのまま、下は皮を厚くむくというものです。
先端と根元を持って折ると「軟らかい芽」と「硬い根元」に分けることができます。それを目安に、根元側の皮をしっかりむけばよいのです。根元からだいたい10cmくらいは硬いので、芯の白い部分がはっきり見えるまでしっかり皮をむきましょう。
アスパラは茹で時間が長いほどスジ
アスパラガスのアスパラギンやルチン、ビタミンCのアスコルビン酸などの栄養は穂先に多く含まれています。そして、根元に行くほど少なくなっていくのです。栄養面で考えても、あまり皮にこだわる必要はありません。
次に、アスパラの茹で時間です。炒め物にするときは、下茹でをせずにそのまま炒めます。アスパラは茹で時間が長いほど、食べるときにスジだけが残ることになるのです。
アスパラガスを下茹ですると芯は徐々に軟らかくなりますが、周りの表面は硬いまま。さらに炒めるために、その落差が大きくなるのです。おいしさのコツは短時間でサッと炒めること。2分くらいで、芯にしゃっきり感を残すのがポイントです。
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