■laputaからのおススメ!デジタルブック

武部本一郎 原画コレクション /Motoichiro Takebe Artworks
 ■著 者:武部 本一郎/Motochiro Takebe
 ■価格:500円
収録内容/Contents
「最高のバローズ絵師」―武部本一郎
火星のプリンセス(1965/10) A Princess of Mars
火星の女神イサス(1965/11) The Gods of Mars
火星の大元帥カーター(1966/02)The Warlord of Mars
火星の幻兵団(1966/03)Thuvia, Maid of Mars
火星のチェス人間(1966/05)The Chessmen of Mars
火星の交換頭脳(1966/11)The Master Mind of Mars
火星の秘密兵器(1967/07)A Fighting Man of Mars
火星の透明人間(1967/09)Swords of Mars
火星の合成人間(1968/05)Synthetic Men of Mars
火星の古代帝国(1968/09)Llana of Gathol
火星の巨人ジョーグ(1968/10)John Carter of Mars
武部 本一郎さんプロフィール
父親が日本画家の武部白鳳であった武部本一郎は、第二次大戦後、美術展で数々の賞を得るも、紙芝居や少年向けの絵物語などの活動もしていた。さらに、『かわいそうなぞう』、『ガラスのうさぎ』等々、有名な絵本や児童書の挿絵を多数描くことになるが、エドガー・ライス・バローズの『火星のプリンセス』(1965年、東京創元社)の挿絵やカバーのイラストを手がけたことから、SF界での活躍の場が広がることになる。以降、主要なものとして、「火星シリーズ」「金星シリーズ」「ペルシダー・シリーズ」「ターザン・シリーズ」などのバローズ作品や、ロバート・E・ハワードの英雄コナン・シリーズを描き続けた。 武部本一郎について、東京創元社の編集者小浜徹也氏は、「『プリンセス』は大人むけのものとしては初の口絵・イラスト入り文庫として、SF界のみならず出版界のエポックとなった。氏のイラストが飾ったシリーズは、スペースオペラ研究家にして翻訳家、バローズ・マニアの野田昌宏氏の手で各国のバローズ・ファンのもとに送られ、世界中が〈最高のバローズ絵師〉と熱狂した」と述懐している(東京創元社HPより)。 また、『SFマガジン』(早川書房)の1980年10月号で、「武部画伯追悼集」が組まれ、そこには、イラストレーター、挿絵画家の依光隆・金森達・加藤直之、作家の中島梓、先の野田昌宏、各氏が寄稿し、その偉業を讃えており、中でも野田昌宏氏は、そこで次のような言葉を残している。 「くしゃくしゃの一ドル札を二、三枚同封して、古本でよいからミスター・タケベの絵の入っている本をできるだけたくさん送って欲しいと頼んできたアメリカの少年のことを思い出す」 世代を越え、国を越え、多くの人々に憧れと夢を与えた、武部本一郎の絵は、今もなお色褪せることのない光を保ち続けている。 なお、武部本一郎の作品集としては、高額の豪華本で『限定版 武部本一郎画集』(1982年、早川書房)、『限定版 武部本一郎画集』(1986年、新装版2003年、東京創元社)が、ラピュータから普及版で『武部本一郎SF挿絵原画蒐集 上・下』(2006年)、『武部本一郎少年SF挿絵原画集 上・下』(2007年)が刊行されている